01 研究開発部 研究員インタビュー​

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インタビュー

01

研究開発部 研究員​

研究開発部BL22グループ グループリーダー

林田洋寿さん

男性 2014年入所

Q

CROSS中性子科学センター(以下CROSS)に入所したきっかけを教えてください。

以前は日本原子力開発機構で、任期付き研究員としてJ-PARCのビームラインを作る仕事をしていました。
まもなく任期が切れてしまうというタイミングでCROSSが研究員を募集していることを知り、当時自分が担当していたものとは異なる解析方法を取り扱うビームラインだったのですが、「新たな環境でチャレンジしてみたい」という想いがあり応募しました。

Q

現在はどんなお仕事をされているんですか?

第一に共用ビームラインを利用される方(ユーザー)の実験支援ですね。
課題申請段階から相談に乗り、初めての方は申請書の書き方から実験の進め方、解析方法、実験終了後の手続きまで細かくアドバイスさせていただくこともあります。
各ビームラインによって解析方法に特徴があり、時には「その実験はうちのビームラインではなく別のビームラインが得意ですよ」と提案することもあるんです。自身が担当するビームラインはもちろんですが、他のビームラインについても見識を深めて、ユーザーがよりよい環境で成果を出せるように日々勉強中です。

また応募された課題を審査する課題選定の仕事も行います。
外部からお招きした先生方と意見をかわしながら各課題を評価するのですが、時には自分が担当するユーザーについて協議される場面も。その時は退席して、公正な審査が行われるようにしています。
実験支援でも課題選定でも、最新の研究に対する知見が必要です。そのためには自分自身もユーザー支援にかかわる基礎研究を行い、成果を出せるように努めています。

Q

お仕事をしていてどんなことにやりがいを感じますか?

自分が支援しているユーザーが期待していた成果を出せた時は、個人の研究以上に、ユーザーの分も合わせて喜びも2倍になりますね。


Q

ではお仕事で大変なことはなんでしょう?

実験支援中は土日祝日関係なく、ときには真夜中に出勤することもあります。
大変ですが、ユーザーの立場から考えると課題が採択されて待ちに待った実験ができるのに、十分なデータがとれなかったということになるのは申し訳ないですからね。踏ん張りどころです。
休日出勤や深夜まで仕事が続いた場合は振替休日や変形労働時間で対応しています。

Q

林田さんからみてCROSSはどんな職場ですか?

これだけ中性子関連の専門家が集まっている研究機関は日本有数なのではないでしょうか。一方でCROSSという組織はコンパクトで全部署で働く人たちの顔が見えます。話しやすい雰囲気なので、困ったことがあればすぐ相談できますね。


Q

最後に今後の目標を教えてください。

今自分が手掛けている研究で成果を出すことと、それをもとにユーザーがビームラインを使ってくれることですね。学生時代から装置開発をメインにしてきたので、自分が開発してきた手法で新しいことが分かったり、それによってユーザーの研究に貢献できたらうれしいです。

職員インタビュー

皆さんこんにちは。
CROSS 中性子科学センター、バーチャル広報の「黒須トウカ」です。

みなさんは、「 CROSS はどんなお仕事をしているの?」って気になりませんか?
ここでは CROSS 職員にインタビューを行いみなさんが気になる あんなことやこんなことについて聞いてきちゃいました。


CROSS のお仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。

黒須トウカ(くろす・とうか)

CROSS 中性子科学センターのバーチャル広報で社会人1年目の23歳。性格はまじめで、まだまだ慣れないお仕事に奮闘中。

インタビューを通して、お仕事内容や CROSS の魅力をわかりやすく伝える記事の作成を目指しています。

みなさん、ぜひ応援してくださいね!